はじめに
初めまして。行政書士Freedom Sopport Office 代表行政書士の河西将弥です。この記事が僕の最初の記事になります。建設業を営むためには、一定の要件を満たし、適切な許可を取得することが必要です。しかし、許可取得には多くの書類や手続きが伴い、初めての方には非常に煩雑に感じられるかもしれません。この記事では、建設業許可の概要と、専門家である行政書士に依頼することのメリットについて詳しく解説します。これにより、スムーズかつ確実に許可を取得するための参考になれば幸いです。
建設業許可とは
建設業許可とは、大規模な建設業を営むために必要な許可のことです。建設業許可取得には、一定の要件を満たしたうえで国や自治体から許可を受ける必要があります。建設業の種類や規模に応じて、さまざまな許可が存在しますが、主に以下の2種類に大別されます。
- 一般知事許可:500万円以上の建築工事や1500万円以上の新築工事
- 特定許可:元請として仕事を受注し、下請けに4000万円以上の工事を発注する
建設業許可の取得は、事業の信頼性や安定性を証明するものでもあり、公共工事への参加資格の確保にもつながります。
建設業許可の要件
建設業許可を取得するためには、以下の要件を満たす必要があります。
- 経営業務管理責任者の設置:一定の経験や資格を持った人物が経営に関わっていること
- 専任技術者の設置:専門知識を持った技術者が常勤でいること
- 財産的基礎:一定の財産や資金を有していること
- 欠格要件に該当しないこと:法令遵守や社会的信用を確保していること
- 営業所の要件:営業所の所在地確認
- 適切な社会保険の加入:個人、法人によって加入する保険の種類が異なる
- 誠実性:誠実に仕事をする心構え
これらの要件を満たし、必要な書類を提出することで建設業許可が取得できます。
建設業許可取得の要件についてはこちらの記事で詳しく解説していますので気になる方はご覧ください。
動画でも解説していますので併せてご確認ください。
行政書士に依頼するメリット
建設業許可の申請は複雑な手続きが伴います。そこで、専門の行政書士に依頼することには多くのメリットがあります。
- 専門知識の活用:
行政書士は法令に関する専門知識を持ち、建設業許可の申請に関する最新の情報や規則を熟知しています。これにより、申請手続きのスムーズな進行が期待できます。 - 時間と労力の節約:
建設業許可の申請には多くの書類や証明書の準備が必要です。行政書士に依頼することで、これらの手続きを代行してもらい、経営者自身の時間と労力を節約できます。 - 不備のリスク回避:
書類の不備や記載ミスは、許可の取得が遅れる原因となります。行政書士は申請書類の作成やチェックを行い、不備のリスクを回避することで、スムーズな許可取得をサポートします。 - アフターフォロー:
許可取得後も、更新手続きや変更届出などが必要となる場合があります。行政書士に依頼することで、これらの手続きも一貫してサポートしてもらえるため、安心です。
建設業許可の手続き流れ
基本的には以下の流れで行なっていきます。
- 事前相談:
まずは、行政書士と事前相談を行います。経営状況や技術者の資格、必要な書類の確認を行い、許可取得に向けた計画を立てます。 - 書類準備:
必要な書類を準備します。経営事項審査や技術者証明、財務諸表など、多岐にわたる書類を整備します。 - 申請書作成:
行政書士が申請書を作成します。書類の整合性や不備がないかを確認し、適切なフォーマットで提出します。 - 申請提出:
行政書士が申請書を管轄の行政庁に提出します。提出後、行政庁による審査が行われます。 - 許可取得:
許可が下りると、正式に建設業許可を取得できます。許可証は営業所に掲示する必要があります。
まとめ
建設業許可の取得は、事業の信頼性を高めるために重要なステップです。しかし、その手続きは複雑で時間がかかるため、専門の行政書士に依頼することをおすすめします。行政書士のサポートを受けることで、効率的かつ確実に許可を取得し、事業の発展につなげることができるでしょう。
こちらは建設業許可取得を行政書士に依頼するメリットをYouTubeで解説したものになります。よければ併せてご覧ください。
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